工場見積もりと40万円以上の差も!保険会社の見積もり額は安すぎるのか

結論から言うと、「安すぎるかどうかは案件による」となります。

しかし、保険会社の考える「事故の前の状態に戻す(=現状復帰)」は、お客様にとっての原状復帰、板金塗装工場にとっての現状復帰とは異なる場合があります。
これは、保険会社というよりも「保険会社の査定担当者」と言い換えることもできるため、「どこどこの保険会社はケチだ」という話はたまに聞きますが、地域性や時の担当者、時のセンター長、時の社長によっても変わるかもしれません。

この記事では、なぜ弊社の見積もりと保険会社の見積もりに3倍も差があったのかを解説していきます。

保険会社にとってデータの少ない車がある

損害額に3倍も差が出るケースというのは、あまり無いかもしれません。
今回のケースも、工賃というよりは「どこまで損傷が及んでいたか」と「高額な部品の交換が必要となるのか」がウエイトを占めていました。

特に外車の場合、保険会社はデータを持っていない場合もあり、修理によって事故前の状態に復元が可能であると考えている場合があります。
しかし、その車種の修理を得意としている工場や、データが公開されている車両であれば、修理ができない箇所や修理によっては不具合が出る箇所が存在するために、修理では事故前の状態に復元できず交換せざるを得ないというケースがあります。

コツンと少しぶつけられただけで「修理代として20万円支払います」と保険会社から言われると、「そんなにもらえるなら直さなくていいや、ラッキーだった」と得した気分になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、後からやっぱり気になるから修理しようと思ったときに、「交換しないとこの機能が効かない・効きが悪いですよ」「この部分の仕上がりが良くならないので、交換を推奨しています」と言われる事もあり得ます。

保険会社が支払金額を抑えたいから安く言っているケースも実際にはあると思いますが、データの少ない車やデータが公開されていない車について、年間1,000台以上の車両を見ていたとしても、知る由がない場合もあります。

損害によっては外してしっかりチェックしたほうが良い場合もある

外から見える損害には限界があります。
データが無い車の場合は、外さないとわからない同時交換部品があるかもしれません。

特に前周りの事故の場合、高額部品が1点破損しているだけでも大きく損害額が変わる場合があります。
国産車でも、外からは見えづらいヘッドライト取り付け部の折れ、配線関連部品の損傷により、3万円以上変わる場合もあります。
内部の損害を確認するためのバンパーの脱着費用等が安価である場合、一度外してみるというのも一つの手です。

修理工場にどう伝えればいいか

「保険会社の提示する見積額の妥当性が判断できません。見積料を払うので、プロの目線で損害を確認してもらえますか」
という言い方が良いと思います。

しかし、実際に修理をせず損害額のみをご請求する場合でも、バンパーを外す費用を払う価値があるという事を前項で書きましたが、こういった事が依頼できる板金塗装工場・修理工場はどれくらいあるでしょうか。

おそらく、板金塗装部門がある場合を除いて、下請けの工場に任せているディーラー・中古車等販売店・整備工場では対応が難しいでしょう。
これは、お客様を担当するフロントマンにそこまでの知識がなく、自分も分からないので下請けの工場にどう伝えて良いか分からないこと、過去に行った経験が少ないため、リスクやメリット・デメリットを伝えづらいことから、「とにかく現状で見積もりを出して、買い替えか修理かしか選択肢を与えない」というケースが多いと思います。

弊社のような板金塗装を専門的に行っている工場でも、損害賠償の知識や柔軟な顧客対応の経験に乏しい場合「事故の部分100%直す以外はやりません」という会社もあります。
(経験が豊富でも、会社の方針や売り上げ確保のためにそのような方針の会社も見受けられます)

弊社サービスの場合

弊社では、保険会社の見積金額が妥当である場合、見積料はいただきません。
詳しくは弊社サービスの流れでも記載しておりますが、事故が発生した場合、ご相談ください。

例:保険会社が自宅に損害を確認しに来て、10万円と言われた
弊社にLINE等で写真をお送りいただき、弊社の場合の損害見積書をお出しします。
仮に15万円のお見積りであった場合、お見積り費用は15万円の5%、7,500円となります。
仮に10.5万円のお見積りであった場合、費用はいただきませんが、保険会社との金額の打ち合わせ等も行いません。

遠方のお客様でも画像で対応させていただく事は可能ですが、可能な限りディーラーや修理工場で損害をご確認いただくことを推奨致します。
弊社では、画像のみでのお見積りとなりますので、見積り漏れや画像で判断できかねる不具合等についての責任が取れません。
地域によっては、提携・連携できる工場がございますので、車検証上の住所と異なる場所に住んでいる場合はお住まいの地域もお伝えいただけると助かります。

事故に遭ったらプロに相談しよう!

早めの買い替えを検討している場合、板金塗装工場に相談すると時間がかかる事も考えられるので、ディーラーや中古車販売店に相談するのも良いと思います。
しかし、修理をせずにすぐに買い替えをしない場合や、一部や全部修理をする場合、弊社のような板金塗装工場のほうが柔軟な対応が可能な場合も多いです。

お近くの板金塗装工場が柔軟な対応をしていただけない場合なども、ご相談いただければお力になれるかもしれません。

最後に、無料で法律相談が受けられるサービスをリストに記載しております。
ほかにもご存じの方がいらっしゃれば、LINE又はメールにてお伝えください。

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